2013年7月1日月曜日

7月1日

せいぜい大雨注意報クラスだとおもいますが・・
500hPa


中国大陸にはトラフがあります。
予想図はみていませんが、今後注意はしておくべきでしょう。
850hPa


7109時館野速報値


63021時イニシャルによる
719時予想



実況とよく対応しています。
12時予想

長野県北部の昇温は過大でしょう、盆地周辺の山岳で昇温すると考えたほうがよいでしょう。


能登半島の予想が当っていたらすごいと思います。実況では能登にエコーはでていないようです。


15時予想


いつものところですね。
長野(発雷場所は特定しにくい)、群馬、栃木、山梨と多摩西部って所でしょうか
埼玉県の秩父地方の大雨洪水注意報はフライングだったかもしれません。
何か実況資料とか、新しい予想で決断したのかもしれませんが・・
大した根拠がなかったら、技術課長さんしかってやってください。
雲頂高度は低そうですが、発雷しないとは言い切れないと思います。
発雷確率なんかも公表してほしいですが・・・
根拠(説明)がむずかしいのかもしれません。

***********
答え合わせ

30日21時イニシャルの7月1日21時の実況
最近の傾向からエコーがでたら雷注意報を発表するのはしかたないと思います。

しかし、雲頂高度は低かったはずで実際に雷が発生したか確認しておくべきでしょう。

気象庁では実際に雲頂高度(雲の温度)は確認できます。
秩父の大雨注意報は実況がなければ空振りです。
担当者は雲頂高度がどの位になるか考えずにヤマカンで注意報を発表した可能性があります。
今のモデルや知見からは許されないと思います。

さて、どうもモデルは外れたようです。

6月30日21時イニシャルの7月1日21時の予想
850hPa気温
925hPa相当温位
332k以上の所ではエコーが出ていてもよいはずですが実況は長野県や新潟県のエコーが弱いです。
7月1日21時イニシャル
850hPa気温
925hPa相当温位
何回か、モデルを見てきました。
925hPaは日変化で日中に内陸の相当温位が高くなるようです。
そして、少し(?)高めに外すようです。
ポイント的に警報級の雨が考えられるときは、実況を追って監視する必要がありそうです。
いつだったか、静岡県伊豆で心配したときも予想が外れた。
まあ、外れたと言っても850hPaで1~2℃ですが・・
東海から西の高相当温位は実況を追っていませんので分かりませんが、気になるのは新潟県上越の高相等温位です。
長野は明らかに日変化でモデルは人工的に暖めていますから、山岳で降るか盆地で降るのか判断するのに経験が必要になるでしょう。

7月1日21時の輪島と館野の速報値を見てみます。
輪島

館野


輪島の925hPaの相等温位は327kでした。
7月1日21時イニシャルを見ると330k以上あるように見えます。
こうした点は注意すべきでしょう。
1日12時に能登半島に予想された高相等温位は、フェーンぎみに計算されたガサネタだと思います。
見慣れれば、実況と重ね合わせて判断できるでしょう。
しかし、上越の高相等温位は気になります。
新潟高田市の地上相等温位を見ます。

7月1日21時の相等温位は338kもありました。
輪島も高層観測による地上付近の相等温位は336kでした。
モデルは、全く外れているわけではなさそうです。
モデルと実況はこまめに比較をしないと痛い目にあいそうです。
モデルで日変化を表現するほど正確になった分、新しい悩みと言ったところでしょうか?
仕事なのでしかたないか・・
頑張ってください。









0 件のコメント:

コメントを投稿