2013年7月17日水曜日

7月17日 作図の練習がてら予想図を見てみました。

特にこれと言った現象はなさそうですが、なにか難しい。たぶん、警報までないと思います。

実況
201371621

500hPa

UCLは動き出したようですが、動きは遅いです。
次のトラフが気になりますが明日以降ですので今回は影響なしです。
台湾の東の寒気が気になります。

850hPa

猛暑が続いていた時、八丈島は22℃、館野で20℃だったのですが16℃程度になりました。
日本海も弱い南西で、西風でフェーンが起こることはないでしょうから、最高気温は晴れたとしても30℃を少し超える程度でしょう。

やはり台湾の東に寒気があります。
時刻は異なりますが179時予想の850hPaの相当温位をみておきましょう。

九州の乾燥域が何を意味しているのか私にはわかりません(私は現場の人間です)が、寒気のある場所は暖湿の流れ込むコース上にあるようです。
台風の前兆なのかわかりませんが、何か起こっているのは確かでしょう。



能登半島のものは700500hPa間の不安定によるもので、エネルギー密度の高い地上付近の空気は関係していませんので、大きく発達することはありません。輪島の温位エマグラムで確認します。

700hPaより少し低い所でしょうか?不安定になっています。
西から水蒸気が供給されているのだと思います。絶対不安定は誤りですスイマセン。
絶対不安定は一番左の温位が逆転するわけで、このケースは「条件付不安定でその条件を満たしている。」とでも言えばよいかもしれませんが・・何か名称が必要かもしれません。

1621時モデル
925hPaの相当温位に850hPaの気温を重ねてみました。
850hPaの飽和相当温位は15℃で338k18℃で350kです。

850hPa15℃の飽和相当温位338k18℃は350k

長野や山梨の不安定をよく表現しています。茨城のエコーは弱いように思えるかもしれませんが、エコーの東側には乾燥域があり水蒸気の供給はほとんど無いと考えるべきでしょう。
176時実況と予想
実況

予想図


長野と山梨の県境の不安定は表現していますが、長野県にある15℃域は微妙なところです。
西のほうの不安定に見える所は、南西風ですが弱く水蒸気の補給も弱く誤差の範囲内かもしれません。
エコーは輪島エマグラムでみた構造によるものだと思います。

179時実況と予想

予想図

いやな感じですね。
新潟の海上のエコーが解釈できません。
能登半島の北西にある340kに対応しているかもしれません。
雲頂高度が高いなら西から高相当温位域が接近していますので要注意です。
水蒸気の補給もとはあるってことです。


1712時予想

嫌な感じです。
新潟県で850hPa15℃の寒気が計算されています。
予想は不自然に思いますが、9時の海上のエコーもあり要注意だと思います。
静岡も18℃以下で350k以上が計算されています。
水蒸気の補給もありそうですから雷が心配です。
素直に考えれば埼玉の山沿いも注意すべきです。

1715時予想

850hPa15℃エリアが南下して不安定を予想しています。
茨城や千葉はこの寒気の南下に注目すべきです。
長野県の日変化で昇温していた18℃エリアが小さくなっています。
何か通るのかもしれません。500700hPaの予想が見たいところです。
各地は地上相当温位を確認しながら、エコーでてきたらすぐに雷注意報を発表すべきだと思います。

1718時予想


雷があれば最盛期です。
まあ、経験的なものですが、今一つ決断できないのは925hPaの風予想が弱いことです。
千葉や茨城を含め広範囲で不安定です。

1721時予想

同じところで雷が続く可能性があります。
大雨注意報も視野にいれるって所でしょうか。
残念ながら、見られる資料が少なく決断できません。
手元資料で考えるかぎり、大雨注意報が発表されてもおかしありません。

1800


雨は続くってことらしいです。

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