300&850hPa高層天気図
高層天気図はとっつきにくいものです。 気象大学校出身者は、わかる人は物凄くわかるのですが・・;。 教科書を読むのは必要だとは思いますが、高層天気図と雲、実況を見比べることが必要だと思います。 しかし、高層天気図を書くのは大変だし、書かれた天気図に色塗りするのも大変です。私は高層天気図に色塗りを続けています。溜まってくるとそれを公開して少しでも高層天気図の理解に役立てばと思うようになりました。できれば、予想図なんかもダウンロードして色塗りをして気象現象を理解してくれる人が増える事を望みます。気象予報士制度は失敗です。ひどい連中がばっこしている。 資料は主に気象庁からダウンロードしたものを用いました。
2024年6月30日日曜日
2024年06月28日静岡県に発生した線状降水帯について
ウエザーニュースさんの資料から拝借しました
ざっと予想資料を中心に集めてみました
とはいうものの
・・;
基本的な状況
28日09時850hPa高層天気図
状況
梅雨前線南の高相当温位が本州上に突っ込み静岡県付近にまで残る寒気の上に乗り上げやすく、さらに太平洋を回る乾燥した暖気が前線のもとを押し上げている。
・・?どうも乾燥空気と湿った空気は混ざりにくいようです
アメダス24時間雨量
28日09時イニシャルの予想資料
24時間雨量
アメダスでは高値山(標高415m)246ミリで最大とみてよいでしょう
線状降水帯発生した時刻(に近い?)
高値山の温位エマグラム
高値山あたりに南から342とか343kの暖湿が入ると10000mを超える所まで上昇する・・?
925hPaで高根山あたりで上昇しそうです
場としては南から乾燥した暖気が高気圧を回って入り
暖湿を北上させやすい
見事に11時に線状降水帯を予想しています
だけど09時の観測資料ですから予想には間に合わなかった・;
googleマップ
地形的にも高値山あたりで上昇しそうです
今回の線状降水帯は
静岡県を通る暖湿を
北の寒気が暖湿の来た上を抑えつつ
大平洋の乾いた暖気が暖湿を押し上げて
地形的に上昇しやすい所で発生した・・?
個人では実況資料を手に入れるのが困難なのでここらあたりが限界かな・・?
私は九州等で起こる線状降水帯はちょっと違う線状降水帯があると思っています
そのうち
報告できるかも・・?
高層天気図2024年06月29日21時
850hPa最近の推移
700hPa最近の推移
500hPa最近の推移
300hPa最近の推移
MSM資料公開しています
https://drive.google.com/drive/folders/1N8-k-wOHZVcutbytSCnT61GWbx6r8MDs
地上天気図
レーダー実況
前日の地上予想
スタティックエネルギー & 水蒸気圧/気圧
館野(速報値による)
予想
明日30日21時予想
水蒸気圧/気圧
水蒸気圧
気温・湿球温度
湿球温度は雪・雨判別に必要なものです
温位エマグラム https://tamatotora.blogspot.com/p/blog-page_27.html
湿球温度 https://tamatotora.blogspot.com/2020/01/blog-post.html
850hPa相当温位(スタティック)
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FEFE19
参考
300&850hPa高層天気図
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