NHKの気象予報士
檜山はよく
風と風がぶつかってとか冷たい湿った北東風とか言っていますが・・
説明になっていない
雨は空気が上昇して冷やされて形成されるわけですから
立体的な構造を示さないと解説になりません
ここでは北東気流にも関係しますので
2022年08月29日21時の降水について簡単に説明します
地上天気図
北日本の太平洋側にやや冷涼な高気圧があり南海上に台風11号あって東へ移動
関東沿岸には前線が延びています
関東の降水は比較的理解しやすいかと思います
レーダー実況
館野温位エマグラム
A 850hPaの観測値です 高度は1564m 相対湿度99%B 850hPa以下湿球温度(降水粒子の温度)がほぼ一定で降水になっている
C 地表付近は*飽和相当温位と相当温位が開き乾燥している
*飽和相当温位は湿度を100%と仮定した相当温位
21時のGPVデータ
850hPa相当温位
950hPa
950hPaの高度は21時 館野で611mでした
温位エマグラムと相当温位の21時GPVから
950hPaの乾燥した冷たい空気の上の南東風で850hPaの湿った暖気が乗り上げていることが
わかります
ちょうど 温暖前線的構造です
ただし850hPaの降水が地表付近の空気を冷やし地表付近の高気圧(北東風)を強める
ことになると思います
前日の資料による予想図
実際の降水は予想より広範囲になりました
北東気流について
図は省略しますが北東気流は850hPaの高気圧が太平洋側へ抜け関東に南東風で暖気が関東に乗り上げます
降水は地表を冷やし高気圧(北東風)が強まります
天気図上は高気圧の中で雨がふることになります
主任予報官が
主任・・#「私には北東気流の典型的なパターンにみえるのですがね」
tama
・; butubutu 「なんで850hPaで南東風だと地上で北東気流になるんだ・・?」
北東気流 随分予報官を泣かせた現象でした
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